日本舞踊とは 簡単な日本舞踊の歴史・特徴・流派について

日本舞踊

 

 

こんにちは。

日本舞踊歴約20年の寿宝(じゅほう)と申します。

今回は日本舞踊とはなにか、どんな特徴があるのかという

ことと、歴史と特徴、流派(りゅうは)について簡単に

お話ししたいと思います。

 

 

日本舞踊のとは

 

 

日本舞踊とは、ズバリ言ってしまえば伝統的な日本の踊りの事です。

 

「じゃあ、盆踊りや阿波踊りも日本舞踊の一部なの?」

と思う方もいるかと思いますが、そうではありません。

 

日本舞踊は、あくまでも室内で上演する事を目的とした舞台芸術

です。盆踊りや阿波踊りは、みんなで楽しく屋外で踊る民族舞踊に

なるので、日本舞踊とは異なるのです。

 

日本舞踊には様々な流派(りゅうは)があり、長唄(ながうた)、清元(きよもと)、小唄

(こうた)などの古典的な曲に合わせ流派ごとに決められた型を守りつつ舞い踊ります。

現代では歌謡曲、演歌、ポップスに合わせて踊ることもあります。それは「新舞踊」「新日本

舞踊」など呼び分けるところもあります。

 

 

 

日本舞踊の歴史

 

 

日本舞踊の歴史は「神話」の世界までさかのぼると

言われています。

天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れた天岩戸を

開けるために、岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめの

みこと)が踊りを舞ったという話があります

 

日本舞踊のルーツは歌舞伎です。その歌舞伎の創始者として有名なのが「出雲阿国」。

出雲阿国を座長とする一座が「かぶき踊り」をはじめ、民衆の間で評判となりました。

 

その後「歌舞伎」は成人男性のみに許された芝居になりました。

そして「歌舞伎」の劇中の「踊り」の部分が次第に独立し、振付師が「師匠」となり町人に教える

ようになります。それが習い事としての「日本舞踊」となるわけです。

 

 

 

日本舞踊の特徴

 

 

日本舞踊は、日本の民族衣装ともいえる「着物」を着て踊ります。

そのため、着物を自分で着られるようになるのと同時に、着物での美しい所作、礼儀作法などを

身に着けることができます。

着物で出かけることに抵抗がなくなり、結婚式に参列するときに着て行くと華やかでとっても

喜ばれます。

 

「着物を着て、静々と優雅に踊っているから簡単そうかも」と思われがちですが違うんですよ。

実はとってもハードです。背筋を伸ばし、肩を下げ、そのままの姿でしゃがんだり立ったり。

なかなかの運動量なので、足腰がかなり強くなります。

和風なエクササイズです😊。

 

日本舞踊の面白いところは、色々な人物になれるということ

です。子供からお爺さんまで、年代性別を超えられます。

年代性別だけではないですね。身分も越えられます。町娘、

町人からお姫様やお殿様。人間ではないこともあります。

 

演目によっては扇子や傘などの小道具を使うこともあり、他にも色々な道具があってとっても

おもしろいです。

 

習い事ととしてはめずらしく、子供から年配の方まで楽しめるのも日本舞踊の特徴なんです。

舞台でも、出てくるだけでかわいい子供の姿から、年配の方のいぶし銀の舞まで見どころが

多いですよ。

 

 

 

日本舞踊の流派とは

 

 

流派(りゅうは)というのは、ひとつの体系化された技を家元

(いえもと)・宗家(そうけ)などを頂点として継承すること

です。

 

なんて書くと難しくてよくわからないですが、かる~く言うと

同じ日本舞踊でもスタイルが違うので、別の流れを作っちゃおう!

ってな感じでしょうか(軽すぎたかな💦)。案外自由な感じですよね。

流派とすることで、そのスタイルを変えることなく継承してゆけるのです。

自分のスタイルで流派を作りたいと考える方は多いので、現在200以上の流派があると言われて

います。

「新舞踊」や「新日本舞踊」の流派も加えたら、その数は把握できないほどあるそうです。

 

 

 

日本舞踊を習いたい方へ おすすめの流派

 

 

多数ある日本舞踊の流派の中でも、歴史が古く、規模の大きい「五大流派」がおすすめです。

「五大流派」とは…             

  「西川流(にしかわりゅう)」

  「花柳流(はなやぎりゅう)」

  「若柳流(わかやぎりゅう)」

  「藤間流(ふじまりゅう)」

  「坂東流(ばんどうりゅう)」

              になります。

 

詳しくは日本舞踊の五大流派 特徴とその他の流派の記事で書いています。

 

とにかく色々な流派がありますので、流派というより最後はどのお師匠さんに習いたいかという

ところがポイントになるかと思います。

通える範囲でお教室をピックアップしたら、そのお師匠さんの舞台をぜひ観に行って下さい。

素敵だわ♡と思った方に決めたら間違えないと思います。

自分の気に入ったお師匠さんだったら、お稽古も楽しいですよね。

 

 

 

 

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